船乗りの嫁’s diary

船乗りの嫁です。家に旦那が不在、嫁は何をしているのか?を綴っていきます。

夫婦でおでかけ、事件は起きる「そこに愛はないかて?」

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今回は、「外出時の旦那の無限の体力」の件について書く。そう、これは、ある事件についてのドキュメンタリーであり、涙なしには読めない、船乗りの嫁奮闘記である。

 

<この記事の概要>

船乗り旦那の世話係である、嫁(私)は、旦那の外出欲に振り回され、頭がおかしくなるのであった。「船乗り旦那との外出」はサバイバルなのである。

 

 

目次

 

 

 

船乗り夫は外出魔である。

船乗り旦那は外出魔である。

 

以前の休暇では、旦那の親と一緒に何度も小旅行にいった。2週間に1回、である。主婦の皆さんはお気づきだろうが、どんなに優しい義実家であろうとも、この頻度での旅行となると、ひじょーーーーーーに疲れる。それに加え、夫婦二人での旅行もあり、週1での小旅行である。多分、いや絶対、誰でも疲れるに違いない。

※旦那の親はめちゃくちゃ優しいので、嫁はびっくりするくらい自由に過ごしている。車の中では自由に歌を熱唱し、ご飯をご馳走になってお礼を忘れるくらいには(おい)。だがしかし、である。

 

週一の小旅行、身体はこうなる。

普通、こんな頻度で家族旅行にいく人はいないと思うので、私の貴重な経験を伝えたい。

 

この頻度で小旅行にいっていると人はどうなるのか。

 

ドライブの痛に悩まされ、謎の労感に襲われ、律神経がやられてくる。旅行は楽しいはずなのに、疲労感でいっぱいになり、腰は痛いのに「車から降りたくない、車でてていいかな?」という気持ちになる。

 

腰を守ろうと、背中に体重を預けると負荷をかけた中が痛くなり、お次に痛くなるは、座席に接触している腿裏である。とうとう、全身痛すぎて何もできなくなった。

 

ついには旅行の調整をするために骨院に通い出したのである。

 

船乗り旦那はサイコパスなのかもしれない。

こんな状態になった私だが、船乗り旦那はというとピンピンしていた。船乗りなだけあって、体力、精神力は無限大らしい。いつものように小旅行を「ルンルン♫」と企て、次はどこ行こうか、ととても楽しそうにしている。

 

もちろん全身痛に悩まされていた私は、「行けないよむりよ、こんな状態」と断った。一人旅でも行ってきたらいいよ。私は家でお留守番しているからさ。

 

そして無限体力旦那はこういい放ったのだ。「働いてもない、旅行にも行けない、何もできないじゃん。ポンコツかて。」

 

喧嘩の始まりである。

いやいやいやHAAAAAAAAAAAAAAAA?!そんな旅行って体力使うよ?!休ませてよおおおお

 

旦那「〇〇(私の名前)だけだよ。ポンコツかて。」

 

やばいやばいやばい、KOITU、PSYCHO-PASSかて!!!

船乗り旦那は共感能力がちょっぴり馬鹿になってるお茶目な旦那なのデス

 

船から解放されて、外の世界を堪能したいのはわかるけど、私と旅行行きたいってかわいげもわかるけど、please give me O MO I YA RI !!!

 

 ということで、事件前の舞台設定は全て言い終えた。ここからが事件の幕開けである。

 

 

腰痛嫁は根性論で乗り切れない。

まず、腰痛持ちの私には、片道2時間以上のドライブは獄である。車のシートは腰痛もちの私には負荷がかかりすぎる。ドライブ中に私がひいひい言っていると、旦那はそれを理解できないため、性論で乗り切ろうとする。

 

「いや、俺だってルニアもってるよ?」

 

なぜその言葉を反論だと思ったんだ旦那よ。じゃあ、休憩いれろ、長距離走るな、お前の症状と一緒だと思うな、お前を世界の中心に据えるな、端におけ。仕事じゃねーぞ遊びで根性論出すな。

 

軽自動車の分際でセダンと並ぶんじゃない。

また、旦那は効率を重視し、軽自動車のくせに、高速をかけめぐり、軽自動車のくせに、前後セダンやプリウスと列を組み右側車線を走る。ブイブイいわせてやがる。軽はシャシャるな左を走れ。うちの車、いくらしたと思ってる?万円だぞ。セダンと並ぶな。

 

 

普通に自律神経は乱れる。

この軽でのスピードというのが、あろうことか、嫁の律神経のれの原因となった。

 

いや、僕だって最初は、乱れてることに気づかなかったさ。ただ、ェットコースターに乗っている様な感覚でずっと助手席に座っていたんだ。時間もね!信じられるかい?

 

するとどうだろう、頭がンジンしてきて、目はカチカしてくる。車から降りても心臓はクバクが止まねーんだあ。

 

そう、これは、脳科学の実験さ。知ってたかい?人って長時間ジェットコースターになってくると乱れてくるんだよ。自律神経ってやつがさ笑

 

 

教訓:長距離なんだから気持ちに余裕をもて、元をとるために現地で長居しよう、そのためにスピードだそうなんて二度と思うな、命と健康を優先しなさい。

 

 

嫁の頭はおかしくなった。

腰痛と軽スピードと旅行疲れ、と体への負担が重なり、私はニックを起こしていた。あろうことか、旦那のお父様お母様の前で、助手席で足を上げ、体をギュッと抱きしめ、変な体勢で恐怖と戦っていた(※これは旅行の話です。飛行機墜落のドキュメントではありません。)もうそのときは、高速走行中に車のドアからび出したいと本気で考えていた。

 

旅行帰宅後、体はルブル震えていた。

怖心を落ち着かせるために、声を出して発散だ!と思い、「怖かった怖かった怖かった怖かった怖かった怖かった…∞」と言い続けた(運転がな!!!)。どっからどうみても完全にYABEEEEEやつですはい。

 

そんな様子のおかしい私を見た、うさぎのカフィはウサギ小屋でバタンバタンとれ出し、知らない人を見たかの様に警戒した。わかる、怖いよね。わかる。

 

すると旦那が、荒い運転をした自分への当て付けだと勘違いし、「なんなの?それ、やめて、ねえ、やめて💢」と怒り始めた。

 

お前は人の心をお母さんのお腹の中においてきたんか?てめえへの当て付けとかそんなんする余裕もねーよ。怒ってるのをなだめる余裕ない。さっさと去れ、体力お化け。悪霊退散悪霊退散南無阿弥陀仏

 

そこに「愛はないかて?」

旦那「愛はないかて?」

 

余裕ないっつーのに、急にカップルの真剣モードで聞いてきた。そこに愛はあるんか、みたいなアイフルの聞き方するな。まじで余裕ないから、話ならあとでするからどっかいって。

 

この態度で旦那はまた拗ね始めた。「こんなにつくしているのに…。」

 

結末

その後、私たちは小旅行週一を3週間に一度の割合にすることで決着をつけた(それでも多いと思うのは私だけ?)。また、嫁の接骨院通いもスタートし、先生の診断を旦那に伝えることで、なんとか理解してもらうに至った。(嫁の骨格は生まれつき人より負担がかかりやすい体型になっており、腰痛や肩こりは治ることはないらしい。いやはや知らなかったよ。)

 

共感能力がちょっぴりお茶目⭐️な船乗り旦那との戦い、今後、ちょいちょい書いていければいいなと思ってます。

 

ちなみにこのブログは旦那も知ってるし、なんか嬉しそうに読んでるよ。